先日実施された「東京おもちゃ美術館」の特別見学ツアーは、木のぬくもりが感じられる優しい空間の中、赤ちゃんから、ご年配の方まで、本当に多世代の笑顔があふれる会となりました(見学レポートはこちらから)。
今回はいよいよ、その「東京おもちゃ美術館」が監修する、『ザ・パークハウス 西新宿タワー60』内のコミュニティスペース『ENGAWA(エンガワ)』についてご紹介したいと思います。
■国産杉材の木の香りに包まれて、多世代が集う憩いの空間
『結いの森』を望む共用棟、『フォレストハウス』。この2階に生まれる交流スペースが『ENGAWA(エンガワ)』です。
帰宅途中にふと立ち寄りたくなる場所、そして、気軽に腰かけてあいさつやおしゃべりを交わせる場所。そんなリラックスした交流スペースを…と考えて思いついたのが、日本の伝統的な家にはおなじみの「縁側」でした。
国産杉材をふんだんに用いた「縁側」風の小上がりを設えた土間スペースに、畳でくつろぐ和室、スギコダマのベンチや木のおもちゃを用意した木育広場。多世代のコミュニケーションが自然と行き交う、集いの中心地です。
さらに、災害などが起きたときには、広い空間を活かし、住民の避難場所としても機能します。『CLASS』では、そのための防災ワークショップも予定しています。
それでは、『ENGAWA』を構成している3つのスペースについて、詳しく見ていきましょう。
■和室、土間スペース、木育広場。気分や目的に寄り添うくつろぎを
■おしゃべりに読書に、自然な交流が生まれる「土間スペース」
中央に位置するのは、まさに「縁側」をモチーフに国産杉材の小上がりを配した、土間スペース。
「縁側」に腰かけて森を眺めながら、子育てや暮らしの情報交換をしたり、帰宅後に立ち寄ってひと休みしたり。壁に設置された本棚には、紀伊國屋書店が定期的に雑誌などを入れ替えるブックサービスを予定しているので、読書も楽しむことができるようになっています。
それぞれの目的やシーンに合わせ、カフェのようにリラックスした時間が過ごせそうですね。
■国産杉のぬくもりと香りに満ちた癒しの空間「木育ひろば」
こちらは、前回のレポートでお届けした「東京おもちゃ美術館」のノウハウがぎっしり詰まった、キッズスペース「木育ひろば」。
国産杉の無垢材ならではのぬくもりと、香りに満ちた空間は、子どもだけでなく、一緒に遊ぶ大人たちも、居心地がよくてついつい長居してしまいそう…。
職人がスギの木から作り出した、優しいフォルムの「スギコダマ」のベンチをはじめ、ていねいに作られた国産材のおもちゃがたくさん用意されています。
■広々とした畳スペースで子どもも大人もくつろげる「和室」
最後にご紹介するのは、「結いの森」を間近に望み、靴を脱いでくつろげる畳スペース。
広々とした畳の空間は、囲碁や将棋などの趣味の空間として、また子どもの学びの場として、さまざまなシーンで活躍することになりそうです。
大人が囲碁を打つ横で、子どもたちが学校の宿題をしていて、わからないところを教えてもらったり…なんて、何気ないところから“ゆるやかなつながり”が生まれてゆくかもしれません。
以上、今回は多世代の交流が楽しめる集いの中心地、『ENGAWA』についてご紹介しました。
『ザ・パークハウス 西新宿タワー60』にはこの他にも、つながりづくりのきっかけの場となる7つの空間があります。
建物などの「ハード」と、イベントやワークショップなどの「ソフト」が共通のテーマのもとに連携してしているのも『西新宿 CLASS in the forest』の大きな特徴のひとつです。