2月10日にCLASS15「木育おもちゃづくり~木に触れ、木に学び、木と暮らす~」を
ザ・パークハウス 西新宿タワー60 2階の共用部「ENGAWA」にて開催いたしました。
今回で15回目を迎える「西新宿CLASS in the forest」。
ザ・パークハウス 西新宿タワー60にお住まいになる方々に向けて、
「五感で触れる自然」「共助の防災減災」「国際先進都市としての多様性」という3つのテーマに沿って、
コミュニティプログラムを実施しています。
ザ・パークハウス 西新宿タワー60は、25年以上に及ぶ再開発の歴史の賜物でもあります。
熊野神社例大祭に象徴される西新宿の文化や歴史を学びながら、
新しい住民同士のつながり=コミュニティを創っていくことができればと思っています。
※2017年9月 新宿十二社熊野神社例大祭の様子
今回テーマにしている「木育」は、「木を子どもの頃から身近に使っていくことを通じて、
人と、森や木との関わりを主体的に考えられる豊かな心を育てる」ことを目的としています。
今回の西新宿CLASS in the forestは、前回に引き続き、
東京おもちゃ美術館から講師の山田様と森田様にお越しいただき、
キットを使ったカスタネットづくりと牛乳パックを使った箱カメラづくりを行いました。
そんな当日の木育プログラムの内容とイベントの賑わいをお届けします。
■木工楽器「カスタネット」づくり
まず初めに、キットを使って木工楽器「カスタネット」を作ります。
キットは桜の木とクリの木から選ぶことができました。
もちろんキットなので、すでに部品は出来上がっています。
「すぐに完成しそう」という印象をお持ちの方も多かったはず。
しかし、木工楽器を長く親しむために大事なのは手触りです。何もしないままでは、ザラザラした手触りで、
馴染むのにとてもとても時間がかかってしまいます。
そこで、番目の違う紙やすり2種類を使って、丁寧に表面を削り取っていきます。実は見た目以上に重労働。
講師の山田さん・森田さんに疲れない紙やすりの掛け方を学びながら、全員一緒になって形を整えます。
「スベスベになった!」「さっきと手触りが全然違うね」といった声が聞かれ、紙やすりの効果を
実感されたようでした。紙やすりをかけ終わったら、
最後に米ぬかワックスを塗って、表面をコーティングします。
ワックスが乾くのを待つ時間を使って、次は箱カメラづくりにチャレンジします!
■箱カメラづくり
箱カメラは、空の牛乳パックで作ります。カメラを撮るときにシャッターを切るように、
箱についた紐を引っ張ると、瞬時に中の絵柄が変わります。
例えば、「イモムシ」の絵柄が、「蝶」の絵柄に変わる。
そんなおもちゃ・箱カメラを、参加者お一人お一人が工夫を凝らし、製作しました。
まず初めに、講師の山田さんの説明に耳を傾けながら牛乳パックにハサミを入れてカメラの形を作っていきます。
ハサミの入れ方や牛乳パックの折り曲げ方など隣同士で教えあったり、
フォローし合ってどんどん箱カメラの形に近づいていきます。
そしてここが箱カメラづくりの一番楽しいところ。どんな絵柄が飛び出てくるようにするかを考えます。
「・・・どんな絵にしよう」
なかなかペンが進まない、思いつかないという方も中にはいらっしゃいましたが、
みなさん、悩みながらも思い思いに絵を描き始めます。
制作をしていると、
「その色のペン貸してください」
「絵が上手ですね!」
「どんな題材にしたんですか?」
といった、コミュニケーションが自然と生まれていました。
今回参加された方の作品では、
・森だったところに家が建った
・亀の甲羅から、亀が顔や手足を出した
・ボールから、黄色いモンスターが出てきた
といった独創的な作品が次々に生まれました。
イベントの締めは全員で発表会。
それぞれの作品に込めた思いや考えを披露して拍手の中、イベントを終了しました。
最後に参加者の方々からいただいた感想を共有します。
「今まで近所の交流がほとんど持てなかったので、このような機会は大切にしたいと思います。」
「子供が参加するのに楽しいと思っての参加でしたが、住民の方とお話しできてよかったです。」
「久しぶりににぎやかな子供達の声に楽しくなりました。」
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
次回CLASSイベントは、
3月21日(水・祝)、4月1日(日)のザ・パークハウス 西新宿タワー60ウェルカムパーティーです。
多くの方のご参加をお待ちしております。