『西新宿CLASS in the forest』のパンフレットやホームページで目にする、こちらの3つの年輪。PCからご覧になっている方は、ブラウザのタブに現れる小さな画像アイコン(ファビコン)にもこの年輪を発見いただけるはず。
実は上の写真、このために、山梨の製材所から送っていただいた国産材を撮影したものなんです。
「なぜ年輪がモチーフなの?」「なぜ山梨なの?」
今回はその、3つの年輪に込められた想いをご紹介したいと思います。
■人と人のつながりの「輪」が、未来へと広がってゆくように
年輪は、木の成長にともなって1年にひとつずつ、増えてゆくもの。
木の成長とともに年輪が広がってゆくように、都会の森を舞台とする『CLASS』を通じて、人と人のつながりが育まれ、その「つながりの輪」がゆるやかに広がっていきますように…。
『西新宿CLASS in the forest』のモチーフとして木の年輪を選んだ背景には、そんな想いがありました。
■触れる、支える、広がる。コンセプトに呼応する3つの年輪
なぜ1つではなくて3つの年輪なのかというと、これは『CLASS』 における「3つのコンセプト」を表しているからです。
3つのコンセプトとは、「触れる(五感で触れる自然)」「支える(共助の防災減災)」「広がる(国際先進都市としての多様性)」。
こちらの写真をご覧いただくとわかるように、それぞれ「ヒノキ=触れる」、「マツ=支える」、「スギ=広がる」という形で、コンセプトを象徴するモチーフとなっています。よく見ると、ひとくちに年輪と言ってもその表情は実にさまざま。くっきりと安定感のある線として現れていたり、やさしく繊細な線で描かれていたり。
『西新宿CLASS in the forest』でうまれるつながりの「輪」は、いったいどんな表情を紡いでゆくでしょうか。
■山梨から届いた国産のマツ、スギ、ヒノキ。
トップの写真で三角に配置された木材は、上から「マツ」、 左下が「ヒノキ」、右下が「スギ」の木。山梨の製材所から送っていただいた国産材を、木工職人さんの技で丁寧に磨き上げ、写真のように美しい年輪の表情が浮かびあがりました。
山梨は、三菱地所グループが「地域社会との共生」に取り組むCSR活動、「空と土プロジェクト」を手がける土地。地域共生型ネットワーク社会をつくる山梨の「NPO法人えがおつなげて」と連携し、田植え体験や、酒米づくりツアーなど、都市と農山村が互いに元気になる社会を目指して活動している、ゆかりの地なんですね。
『空と土プロジェクト』は『CLASS』のナビゲーターとしても関わっていただいています。農村への体験ツアーなど、検討中のプログラムもぜひお楽しみに。