今年も9月になり、時折、夏の終わりを感じさせるような、秋らしい涼しい風が吹いてきましたね。
今回で32回目を迎えたザ・パークハウス 西新宿タワー60のコミュニティプログラム「CLASS60」
CLASS60とは、ザ・パークハウス 西新宿タワー60を拠点に 新たなコミュニティづくりを支援する
『西新宿 CLASS in the forest』において、 「自然」、「防災減災」、「多様性」の3つのコンセプトを軸に、
様々な分野のナビゲーターと共に、 より良いライフスタイルを形成していく為のコミュニティプログラムです。
子どもたちの夏休みも終わりを告げようとする中、
CLASS32では、山梨県北杜市へ出向き、「昼食&温泉付き 山梨・里山体験&いきもの調査バスツアー」を
開催いたしました。
今回のイベントは、NPO法人えがおつなげて・NPO 法人生態教育センター・三菱地所(株)協力のもと、
三菱地所グループが取り組んでる、都市部と農山村の双方が抱える課題を交流を通じて共に解決し、
お互いが元気になる持続可能な社会づくりを目指す「空と土プロジェクト」を
マンション入居者の皆さまと一緒に体験してきました。
天候が危ぶまれましたが、
朝7:00にザ・パークハウス 西新宿タワー60を出発し、 山梨県北杜市まで向かいます。
本イベントの趣旨をHITOTOWAの津村、空と土プロジェクトの説明を三菱地所(株)の大山京子より行い、
参加者の皆さまの自己紹介タイムが始まりました。
お名前と部屋番号、そして注目している東京オリンピック・パラリンピックの種目を発表していただき、
半分以上の方が、テニスに注目しており、「プライベートでもテニスにいきましょう。」
という会話が生まれていました。
自己紹介が終わると、NPO 法人生態教育センターの佐藤 真人(さとう まさと)さんより、
いきものに関するクイズを行いました。
初めて見るようないきものたちが、都内にも生息していることや
世界には、いきもの「昆虫」が100万種類も存在していること
といった内容に、参加者の方も興味津々といった様子で、
2時間ほどバスを走らせると、緑あふれる自然豊かな景色に変わっていき、
普段見ることの出来ない光景に、ワクワクした気持ちになっていきます。
いきもの調査の会場に到着すると、綺麗な棚田が広がっていました。
こちらの棚田は、冒頭にも触れたように、「空と土プロジェクト」の参加者によって開墾してきた棚田です。
限界集落として使用されなくなった土地を、社員一同で開墾し、
今では綺麗な棚田が広がり、多くのいきものたちが生息しています。
NPO法人えがおつなげての曽根原 久司(そねはら ひさし)さんより、
棚田の歴史についてのご説明を聞いたあと、
いきもの調査が始まると、
「捕まえた!」
と、早速子供たちの元気な声が響き渡ります。
カエルやバッタ、トンボ、蝶々など
初めていきものを捕まえる子どもたちも、無我夢中でいきものたちと触れ合っています。
NPO 法人生態教育センターの佐藤さんは、手の大きさほどもあるオニヤンマを捕まえ、
子どもたちも興味津々になっていました。
いきもの調査を行っていく中で、次第に参加者同士の会話や笑顔も増えていき、
子どもたちもあっという間に仲良しになり、
「一緒に捕まえに行こう。」
「どんな虫を捕まえたの?」
と、子どもたちの元気な声が聞こえてきます。
NPO法人えがおつなげての曽根原さんが造られたビオトープでは、水辺のいきものがたくさん生息していました。
網を使って、おたまじゃくしやヤゴ、さらには、イトアメンボを発見することも出来ました。
NPO 法人生態教育センターの佐藤さんは、
「イトアメンボは、この棚田で初めて見つけることができました。新しい調査データが得られました。」
と驚き、今回のツアーで新しい発見がありました。
イトアメンボが見つかったことをキッカケに、更にたくさんのいきものを見つけようと、
子どもから親御さんまで夢中になり、あっという間に時間が過ぎていきました。
楽しかったいきもの調査も終わり、続いては、古民家「五郎舎」での昼食タイムです。
北杜市の旬の食材を使用し、野菜は全て五郎舎さんで収穫しています。
古民家の昔懐かしい雰囲気と、山々に囲まれた中で食べる昼食に、参加者同士の会話も弾んでいきました。
昼食を食べ終えた後は、「増富の湯」での温泉入浴です。
増富の湯は、源泉かけ流しで、日本三大ラジウム温泉です。
温度差(25℃・30℃・35℃・37℃)のある4種類の源泉の中から、
その日お客様の体調に合った一番入浴しやすい源泉をお選び頂き、時間をかけた温泉浴が楽しめます。
入浴も終わり、最後は道の駅「おいしい市場 」でのお買い物です。
八ヶ岳山麓のみずみずしいトウモロコシや、トマト、きゅうりなど、 品揃えも多く、何よりも値段が安く、
参加者の皆さまは、袋いっぱいに購入されていました。
「東京では、考えられないほど安い値段でびっくりしました。」
「野菜の種類が豊富で、ついたくさん買ってしまいました。」
と、お母様たちには嬉しい買い物ができたようです。
いきもの調査がよほど楽しかったのか、
おいしい市場でも、子どもたちはいきものを捕まえていました。
「いきものを捕まえるのが楽しい。」
「もっと捕まえたい!」
と、バスツアーに行く前までは、いきものが苦手だった子どもたちも
すっかり夢中になっています。
買い物も終了し、ザ・パークハウス 西新宿タワー60に向かいます。
帰りの車内では、イベントの感想を参加者の皆さまから発表していただきました。
「いきものがたくさんで楽しかった。」
「子どもたちに、自然と触れ合う機会を与えられてよかった。」
「マンションの皆さんとコミュニケーションを取ることができ、今後もお付き合いしていきたい。」
といった、感想をいただきました。
西新宿CLASS in the forest では、日頃からのご入居者同士の
「孤独」でもなく、「しがらみ」でもない、ゆるやかな人とのつながり
を作ることを目的としています。
今後も、イベントを通して、皆さまのゆるやかなつながりを
作っていきたいと思っていますので、楽しみにしていてください。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。