2019年は日本各地で台風や豪雨による風水害で被災された方が多くいらっしゃいました。
一方で、首都直下地震も30年以内に70%の確率で発生すると言われています。
そういった状況を受け、10月6日(日)にマンション全体の防災訓練が行われました。
9時30分に全戸放送を合図に各住戸から非常用階段を使った避難訓練が開始され、
10時からはAED体験や水消火器・応急救護訓練、防災設備見学ツアーなどが行われました。
西新宿CLASS in the forestでも居住者の皆さまがそういった災害に備えられるように、
・マンホールトイレの組み立て
・バルコニーの隔て板破壊体験
を担当。多くの方に参加いただきました。
■マンホールトイレの組み立て
居住者の皆様向けの災害用マンホールトイレは、どこに何機設置されているかご存知でしょうか?
まずマンホールトイレというのは、
①便槽型と②直結型と呼ばれる2種類が存在します。
①便槽型というのは、タンクの中に便が溜まっていくタイプのもので、
バキュームカーで吸い取らないと、継続的に使い続けられません。
②直結型というのは、下水道に直結しているため、溜まることがなく、そのまま使い続けられることができます。
そしてその設置場所は、
①はザ・パークハウス 西新宿タワー60と淀橋会館の間の道路に15機。
②は自転車用エレベーターが上がったところに2機設置されています。
当日は、実際に簡易トイレの組み立ての様子を見ていただいた後、
①の設置場所まで行って、実際にマンホール自体を開けて中を見ていただきました。
実際に開けてみると、
「開けるための工具をどう使えばいいかわかっていなかった。」
「マンホールの蓋は重すぎて女性の力では無理かも。男性が開けるようにしないと。」
「蓋が錆びないように定期的に掃除しないといけないかも。」
と言った声が聞かれました。
■バルコニーの隔て板破壊体験
もし各家庭のお部屋で火事が起こり、消火が間に合わずバルコニーに逃げることになった場合、
隔て板を蹴破って隣の住戸に避難する必要があります。
このプログラムはそういったやり方・ルールはわかっていたとしても、
どれぐらいの力で蹴破ることができるのか、を体験するプログラムでした。
実際に蹴破ってみる方の感想で、
「そんなに力をかけなくても蹴破れることがわかった。」
「つま先では難しいかもしれないけど、足の側面やかかとなら蹴破れた。」
「バルコニーにはスリッパしか置かないから、いざという時のことを考えないと。」
という声をいただきました。
雨模様ということもあって、肌寒い中での防災訓練となりましたが、
いつやってくるかわからない災害に対して、多くの方と一緒に防災について考え、
災害が起こった時のことに対して考えを巡らすことができたのは収穫だったでしょう。
防災はまずできるところから始めていきましょう。
引き続き西新宿CLASS in the forestでは、防災に関する取り組みを進めてまいります。