3月からの自粛生活がようやく緩和され、少しずつ日常に戻りつつありますが、まだまだ予断を許さない状況が続いています。
このコロナ禍により、3月から延期していたCLASS44「西新宿タワー60防災クラブキックオフミーティング~防災るるる「しる・そなえる・つながる」~はようやく再開の日を迎えることができました。
当日は、換気をし、しっかりとソーシャルディスタンスを保ちつつ、感染予防を徹底して開催しました。
2月に立ち上がった「西新宿タワー60防災クラブ」。
毎年のように起こる風水害や頻発している地震など、いつ起こるかわからない災害について、堅苦しく考えることなく、楽しくゆるいつながりをつくりながらマンションの皆さんで有事に備えていこう!というコンセプトのもとに活動をしていきます。
防災クラブの紹介に続いて、グループワークを行いました。
「8月21日の金曜日、午後3時、東京では最大震度6の地震が発生しました。」
あなたはどこで何をしていましたか?
そして、ご家族の皆さんはどこでなにをしていましたか?
このシチュエーションをもとにグループのみなさんで話し合ってもらいます。
みなさんご自身のことはもとより、ご家族の日々の行動について考えることはあまりないのではないでしょうか?
「妻は会社に行っているが、外出しているかもしれない」
「買い物に行っているけど、どの辺りにいるんだろう」
みなさん意外と家族のことはわからないことが多いなと気づかれたことと思います。
では、災害が起こった時にご自身やご家族はどんなことに困ると予想されますか?
また、マンションではどんなことが必要になるのでしょう?
・外出先の家族が帰宅できない、また連絡も取りづらい状況だろう
・備蓄食や飲料水は十分足りているのかな
・トイレや水回りは使用していいのかな
・防災センターではどんな対応をしてもらえるのかな
・非常階段が混雑しそうだけど、大丈夫かな
など、さまざまなご意見があがっていました。
今までではなかなか気付かなかった
「マスクや手指の消毒用品も備蓄品に入れた方が良い」
と、このコロナ禍での状況を踏まえて、改めて備蓄品や災害時の対応について考え直すきっかけとなればよいなと思います。
室内でのワークショップが終了した後は、マンションの防水板とマンホールトイレの見学へと移動しました。今回は駐輪場エレベーターの防水板の設置訓練も合わせて行いました。
設置の仕方がわからず、最初は苦労しましたが、程なく設置完了。事前準備の大切さを改めて実感しました。
そして、参加者の中には、マンホールトイレの場所を初めて知ったという方もいらっしゃって、実際に蓋を取って中をのぞいたり、興味津々の様子が伝わってきました。
今後、防災クラブの活動をもとにマンションのみなさまと一緒に、適切な災害対策・対応が図れるよう考えていきたいと思います。